ギャンブル依存症と自己破産|メリットとデメリット

自己破産について借金関係
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自己破産してしまえばチャラになるんだからやればよくない?

・・・(確かにメリットしか感じないんだよな)
・・・(調べてみるか)

借金が増えていくと、一度は考える自己破産という選択。
ギャンブルが原因の借金でも制度を利用することができないというものでもありません。

この記事では、自己破産をすることによるメリットとデメリットをまとめてみました。
3分ほどで読むことができますので、肩の力を抜いてお読みください。

自己破産をする3つのメリット

自己破産をすることで得られるメリットは以下のようになります。

□借金が無くなる
□取り立ての連絡が無くなる
□一部の財産は残せる

それでは詳しく解説していきます。

自己破産のメリット①|借金が無くなる

なんと言っても1番のメリットは借金が帳消しになることです。
任意整理や個人再生の場合には利息や元金の一部が減額されますが、自己破産は借金を返済する必要がありません。(財産があれば、返済できる分は返済が必要ですよ)

任意整理や個人再生の概要については下記記事をお読みください。

自己破産のメリット②|取り立てが無くなる

債務整理を開始して、弁護士から受任通知が送付されれば債権回収会社や貸金業者は直接の取り立てが禁止されます。

電話を取ることが怖い・・・といったストレスからは解放されますね。
ただし、闇金などで借りている場合は注意が必要です。
そもそも違法な貸し付けを行っている業者ですので、弁護士の介入を気にしない業者もたまにいます。

自己破産のメリット③|一部の財産は残せる

桃鉄ってやったことありますか?
桃鉄の徳政令カードでは借金があるプレーヤーは所持金が0になります。

しかし、現実世界で所持金が0になると1週間も生きていけませんよね。
自己破産をした場合、再起できるように一定の資産は確保できるようになっています。

・20万円未満の財産
・99万円以下の現金
・生活に必要な家具や家電

この辺りが自由財産になります。

自己破産をする5つのデメリット

自己破産をすることによってデメリットも勿論あります。

□信用情報機関に履歴が残る(ブラックリスト)
□家や車が無くなる
□保証人の債務は無くならない
□官報に公告される
□破産手続き中は制限が多い

それでは詳しく解説していきます。

自己破産のデメリット①信用情報機関に履歴が残る(ブラックリスト)

自己破産をおこなうと、個人信用情報機関に事故情報として履歴が残ります。
いわゆるブラックリストですね。

情報機関にもよりますが5~10年ほど。
その期間は新規の借入は勿論できませんし、クレジットカードも作れません。

また、引っ越そうと思っても住宅ローンは通りませんし、賃貸も保証会社に嫌がられますので住めるところは限られます。

自己破産のデメリット②|家や車が無くなる

自己破産をすると、一定の金額を超える価値のある財産は換価・処分されます。
また、ローンなどで購入しているものはローン会社に引き上げられてしまうかもしれません。

車や家なら金額が大きいので思いつきやすいですが、身近にローンで買っているものってまだまだありますよね。

例えば、スマートフォン。
分割払いをしていたり、利用料金の未払いがあれば携帯会社も債権者になります。
その場合、携帯会社の判断にはなりますが利用停止になったり、分割払いの場合差し押さえられる可能性も0ではありません。

自己破産のデメリット③|保証人の債務は無くならない

自己破産を申請した人の借金はチャラになりますが、借金に保証人がいる場合には注意が必要です。
保証人の債務は無くなりません。(というかこういう時の為の保証人です)

例えば、奨学金なんかを借りている方は親戚のおっちゃんなんかに保証人になっている場合もありますよね。

何も連絡しないでいると、いきなり全額払えと保証人の方に連絡が来ますので、前もって誠意ある対応をしましょう。

自己破産のデメリット④|官報に公告される

政府が発行する「官報」に名前が記載されます。
基本的に一般の方が見ることはありませんが、調べようと思えば調べれます。

また、自己破産をした人はどこからも借金をすることができず、借金癖があるため闇金業者に狙われやすいです。

官報には氏名や住所が記載されるため、毎月欠かさず見ている業者もいるそうです。

自己破産のデメリット⑤|破産手続き中は制限が多い

破産手続きはだいたい半年くらいでしょうか。
破産手続き中は色々な制限があります。

□公的な資格を使用した仕事ができない
□引越にも裁判所の許可が必要
□郵便物は管財人がチェックする

まぁ一生制限される訳ではありませんが、資格を使用したお仕事の方は大変ですね。
ほぼ転職を余儀なくされます。

まとめ

いかがでしょうか?
今回は自己破産のメリットとデメリットについてまとめました。

個人的にはギャンブルで使った借金は自分で返済することが回復にも必要なんじゃないか?と考えていますが、状況にもよります。

ギリギリまで追い詰められているのであれば、国が認めている制度ですので気兼ねなく使っちゃいましょう!

生きていることが1番大事です!

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