ギャンブル依存症|回復には底つき体験が必要?

ギャンブル依存症の底つきギャンブル依存症について

この記事を読んでいただいている勉強熱心なあなたであればご存じかもしれませんが、ギャンブル依存症などの依存症の病気の回復の過程には、「底つき体験」が必要だとよく言われていますね。

簡単に言うと、堕ちるところまで堕ちるということです。

依存行動によって人間関係や社会的地位が失われ、自身が二度とこんな体験はしたくない!と強く回復を望む意志を持つためですね。

しかし、底つき体験は一歩間違えば「死」に繋がってしまうこともあります。
そもそも底の状態なんて家族にも本人にも正直わかりません。

実際に私自身も自殺未遂までありましたが、それ以降もスリップはしていますしね。


個人的には、底付きを経験する前に周囲が手を差し伸べることができればそれが1番いいのだと思います。でないと、家族の方も底付きまで付き合えばつぶれてしまうかもしれませんしね。

では、底つきまで待たずにどのように支援していくのか?

ギャンブル依存症について知ること

まずは『ギャンブル依存症』という病気について理解しましょう。
ご本人だけでなくご家族の方も。

そもそもでギャンブル依存症の本人は病気だという認識は最初は持っていません。
勿論、家族も。

借金が何度も発覚したり、横領などの事件が発生して初めて「ギャンブル依存症なのではないか?」と疑いだします。

少しでも怪しいと思った段階で、ギャンブル依存症という病気について知っておくこと。

それだけでも、どこに相談すればよいのか?どういった管理をすればよいのか?などの具体的な行動が計画できます。

最初は『ギャンブル依存症じゃないの?』と問いかけても、『趣味だ』『いつでもやめれる』と怒ることもあるかもしれません。

それでも自助グループや医療機関などに引っ張って連れていきましょう。
客観的な第3者の話を聞いて、本人のしている行動は異常なんだ。と気づくこともあります。

また、同じ依存症で悩んでいる方の壮絶な体験を聞くことにより、自分自身もこうなってしまうのではないか?という恐れもでてきます。

下記記事にてギャンブル依存症について分かりやすくまとめてありますので併せてお読みいただければと思います。

私自身の体験(底つき?)

私自身2回スリップしています。
恥を忍んで簡単に概要をご説明しますので反面教師にしていただければと・・・。

~借金の発覚~

結婚直後。
社会人6年目くらいですかね。
パチスロ・パチンコは学生時代からずっとしていましたが、社会人になって友人達とも疎遠になりだすと、休日はほとんどパチンコ屋に入り浸るようになっていました。

まだまだ若手の給料ではそんなに遊べるほどのお金はありません。

奥さんとも出会い、勿論ずっとギャンブルをしていることや借金については隠し続けていました。
そしてついに結婚。

家にスマホを忘れていったことがきっかけで、催促のメールを奥さんが発見してしまい発覚。

結婚直後ですよ?

そりゃ修羅場です。
離婚も覚悟しました。

自身の親にも報告し、その時は親が立て替えるということと、二度としないという約束で事なきをえました。

金額は150万程。
ずっと借りれる上限まで借りていて、正直ほっとした記憶があります。
もう二度としない。

この時は依存症という病気については全く考えていませんでした。

~2回目の借金発覚~

そして時は過ぎ・・・1年後。
その頃は金銭管理を自分がしていた時ですね。

やはりお金を持ってしまうとダメですね。
この時は、お金をすべて使い込み、家賃が払えない・・・。

そして、仕事上でのトラブルなどもあり、追い込まれて追い込まれて自殺未遂。

駅のトイレで首つりですね。
運よくネクタイがほどけて目が覚めましたが・・。

今考えても鳥肌物です。
この時も上限の150万円ほど。

この時に奥さんの両親と自分の両親も含めて家族会議。

人生で1番の嫌な記憶です。

両親も悔しかっただろうな、つらかっただろうな・・・と自分の存在というものがどれだけ人の迷惑になっているのかと考えさせられました・・・。

この時に初めてギャンブル依存症ではないか?と奥さんから言われたことで自覚しました。

奥さんに連れられGAにも何度か足を運び、そしてまたまた奥さんがギャンブル依存症のカウンセラー『らいくみ』さんに相談に行ったのもこの時ですね。

らいくみ ギャンブル依存症は回復します 依存症支援 離婚 家族 【公式ホームページ】 (peraichi.com)

この時は『あー怪しげな人に奥さんが引っかかった』くらいに思っていましたが、実際にらいくみさんが開催している自助グループに参加しだしてから、自分がギャンブル依存症であると本当に自覚できたのだと思います。

まぁ参加している人の体験がほぼ一緒だったから。

他の自助グループと違い参加している人が笑顔だったのが印象的でした。

~3回目~

またかよ・・と呆れるかもしれませんが事実です。

これ以上堕ちるところはない。というほどに堕ちていましたが、今度はそこから4年後にスリップしてしまいます。結構最近です。

この時は完全に金銭管理を奥さんにしてもらっていましたが、奥さんも『もうしないだろう』と油断していてだいぶ管理が緩くなっている状態でした。

管理が緩くなっていたことと、仕事の度重なるストレスで病んでたんすね。

その時は常に『死にたい・・』が口癖でした。

そして仕事の突発のトラブルでもう今日死のう!と、最後にパチンコでもするか!と行ってしまったのがスリップのきっかけです。

でも自殺は生命保険でないし、子供や家族のことを考えると『事故くらいであっけなく死なないかな・・・』とズルズルとパチンコをして現実逃避してた感じですね。

そして奥さんにバレて今に至る・・・と。

~現状~

今は特に死のうとは考えていません。
趣味もできましたし、子供の成長も楽しいですし。


このブログを運営しているのも自分がギャンブルをしない為に、ブログを書くために依存症について毎日考えることができるからやっているのもあります。

同じような境遇の方や家族のギャンブル依存症で悩んでいる方に、こんなにどっぷりとギャンブルに浸かっている人間が楽しく生きているよー!と発信していければと思っています。

まとめ

いかがでしょうか?
私自身の考えでは、底つきまで待っている必要はないと思っています。
だって、何回も死のうとしてるし。下手したら既に死んでいます。

少しでも早く本人がギャンブル依存症であると自覚させるためにも、早めに誰かに相談することで自殺という最悪の結果を免れることもできるかもしれません。

依存症で悩んでいる方は、まずは『誰かに頼ること』をしてみましょう。

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